調べてみると、同じフランスでも「立ち上がる夜」と「黄色いベスト」はかなり違う。「立ち上がる夜」は社会党政権が労働法の改正を行おうとしたのに対し、市民が反対して共和国広場に集まったのがきっかけ。しかし途中から、いろいろな課題の人が集まってきて、音楽や踊りをする人も出てきたりして、課題が拡散していく。元々言い出した人達は、不満なんだけど、そこで人が集まったことによって。「自分は孤独ではない」と感じた人達が地域に帰った後、次の運動に繋がっているという指摘がある。
昨年の、「黄色いベスト運動」は燃料税の引き上げがきっかけで、主に車が生活手段の地方の人が怒って交差点を占拠しだしたのがはじまりらしい。左派も右派もいるのだが、内部ではあんまり関係ない様子。地方の反乱といっていいのか。暴徒化している所が取り上げられるが、騒動屋みたいな連中が紛れ込んでいたりするらしい。
香港の今回のデモは?情報が少なくて判断しかねるけど、こういうことは日本では起き(て)ない。中途半端に裕福だからか、意見表明するのにあきらめているのか、仕事や学校で疲れているのか、日本的な謙譲の美徳なのか。
日本ではナイトムーブスみたいな、表面的に半分冗談みたいな形で表現されるのではないかと思ってます。冗談でしか「愛している」と伝えられない不器用な人のように。
愛してるぜベイビー(後藤輝樹さんみたいだな)