参院選を振り返って

 今回の参議院選挙、吉田も(中立の観点から)名前を変えて変装して、ある陣営を手伝ってました(中枢ではなくて、端っこでウロチョロしてただけです)。

感想ですが、「やっぱり選挙は毎回やらないと、新しい戦術とか人の気持ちの変化とか、特にテクノロジーについていけないなぁ」というのが第一です。

その上で、変わった所、昔のままのところなど、気づいたことを書いてみます。

まずインターネット選挙は重要だけど、現実の票にはあまり影響を及ぼさなかったのではないでしょうか。思い切って言えば、全体の2%ぐらいというのが実感です(それでも2%も増えるのはたいしたものなのでやったほうがいいのですが、効果的な方法等は各論になるので省きます)。

選挙の当落を決める一番の要素は、フレーム(誰が、どこから、何人出るなど)だと思いますが、最後に競合いになった時は、陣営の熱量の差が決定的に出ます。

また、演説の上手下手も関係ないようですが、激しい選挙になった時は、モロに影響するような気がします。
もしかして、先に述べた「陣営の熱量」と関係しているのかもしれません。候補者の演説を一番聴いているのは、支援者や周りでビラ撒いている人ですから。

熱量については、私が関わった選挙で、事務所の雰囲気が冷や〜っとしてきた時があって、「あれ、この空気感どこがで覚えがあるぞ。あ、そうだ!落選した事務所だ!」と思っていたら、当選10回近い大ベテラン議員が入ってきて同じことを言ったので、自分の感覚が間違ってないことが分かりました。

冷やっこくても勝てる選挙もありますが、最後は「熱」だと思います。

あとは、やっぱり「ドブ板」。さきほど、ネット選挙は2%ぐらいしか得票に影響しないと書きましたが、ネット選挙だけで当選した山田太郎さんは、ネットの「ドブ板」選挙です。
「令和の時代に結論がこれかい!」と言われるかもしれませんが、これが私の実感です。

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