2019年を振り返って

皆さん、今年1年ありがとうございました。恒例の1年振り返りです
 ラン・フォー・サムシング・ジャパンも2年目を迎え、前半は統一地方選(前期、後期)があり、それぞれ(課題とともに)成果を残すことができました。代々木公園野外ステージの「ナイトムーブス」を挟み、参議院選にもかかわり、さらなるノウハウの蓄積と問題意識をもって、後半取り組んできましたが、後半はでっかい団体(政党)を動かすにはいたらず、忸怩(じくじ)たる日々を送っているところです。

 来年は、まぁなんとかなるでしょう(いい加減)。

 というのは冗談で、衆議院選挙が予想されますし、私達もそれを念頭に、準備怠りなく、政党、主義・主張にかかわらず、良い人が政治の世界に入っていけるよう頑張っていきます。

 政策担当秘書試験講座は、今年は合格者が出ず、来年開講するかどうかは未定ですが、今や日本唯一の対策講座がなくなるものどうかな~と思いつつ、悩んでいます。

 あ、そうだ。公約の一つのバスケをやるというのも果たせませんでした。来年こそは!

 最後に、今年は常井建一さんと畠山理仁さんという二人のジャーナリストの方の大ブレイク年で、常井さんは小泉進次郎さんの勃興と凋落を、畠山さんはN国とれいわの勃興を予言していただけでも凄い方々です。そしてそのお二人が、この年末2冊の非常に素晴らしい本を出版されたので、政治に興味のある人は(無い人も)、是非ご覧になってください。多くのものを得られることと思います。
 では皆さん、良いお年を!

政策担当秘書試験一次試験結果

 本年度の政策担当秘書試験の一次試験の結果が発表されました。今年の一次試験の合格者は8名。申込者199名に対して、合格率4%の狭き門となりました。

  本年度は、講座から合格者を出せませんでしたが、ノウハウは確実に積み上がってますので、今後も頑張っていきたいと思います。

 受験生の皆さん、お疲れ様でした。

参院選を振り返って

 今回の参議院選挙、吉田も(中立の観点から)名前を変えて変装して、ある陣営を手伝ってました(中枢ではなくて、端っこでウロチョロしてただけです)。

感想ですが、「やっぱり選挙は毎回やらないと、新しい戦術とか人の気持ちの変化とか、特にテクノロジーについていけないなぁ」というのが第一です。

その上で、変わった所、昔のままのところなど、気づいたことを書いてみます。

まずインターネット選挙は重要だけど、現実の票にはあまり影響を及ぼさなかったのではないでしょうか。思い切って言えば、全体の2%ぐらいというのが実感です(それでも2%も増えるのはたいしたものなのでやったほうがいいのですが、効果的な方法等は各論になるので省きます)。

選挙の当落を決める一番の要素は、フレーム(誰が、どこから、何人出るなど)だと思いますが、最後に競合いになった時は、陣営の熱量の差が決定的に出ます。

また、演説の上手下手も関係ないようですが、激しい選挙になった時は、モロに影響するような気がします。
もしかして、先に述べた「陣営の熱量」と関係しているのかもしれません。候補者の演説を一番聴いているのは、支援者や周りでビラ撒いている人ですから。

熱量については、私が関わった選挙で、事務所の雰囲気が冷や〜っとしてきた時があって、「あれ、この空気感どこがで覚えがあるぞ。あ、そうだ!落選した事務所だ!」と思っていたら、当選10回近い大ベテラン議員が入ってきて同じことを言ったので、自分の感覚が間違ってないことが分かりました。

冷やっこくても勝てる選挙もありますが、最後は「熱」だと思います。

あとは、やっぱり「ドブ板」。さきほど、ネット選挙は2%ぐらいしか得票に影響しないと書きましたが、ネット選挙だけで当選した山田太郎さんは、ネットの「ドブ板」選挙です。
「令和の時代に結論がこれかい!」と言われるかもしれませんが、これが私の実感です。

吉田雑感

 れいわ新撰組の発想力と企画力には、いつも驚嘆されられていて、誰が考えているのかというのは気になっていた。
最近のネットの記事に、れいわ新撰組を見守る一人の男、ということで斉藤まさしさんの名前が挙がっていた。
今はあるのかどうか分からないが、斉藤まさし氏率いる市民の党の人と吉田は(ひょんな成り行きで)一緒に仕事をしたことがある。
市民の党は、選挙のど素人でもその圧倒的なノウハウで当選させ(まさに当選請負人)当選すると歳費の一部を市民の党に納めてもらうといったシステムだったと思う。
考えてみたら今のN国に似ているな。
お金を取らないところは違うが、RFSJとも発想は似ている。
そのノウハウを横で見ていて、今でも一部アレンジして使っているんだけど、効果は絶大だ。
れいわのマスコミ戦略は斉藤さんぽっくないような気もするが、気になるところだ。選挙終わったら誰かに聞いてみよう。

政策担当秘書試験 令和元年度 解説

本命、働き方改革と思っていましたが、意外と去年の年末ぐらいの話題が来ました(試験の1年ぐらい前のテーマが多い)。

でも労働の予想問題もやったので、資料をちゃんと(出題者の意図通り)読めれば、書けるのでは。

選択は予想通り、1問は経済関係&海外関係。もう一つはメリット、デメリットを書かせるもので、資料がちゃんとあれば書けるのでは。
(正式な過去問の発表は来年の4月ぐらいです)

本年度、政策担当秘書試験終了しました

政策担当秘書試験、お疲れさまでした。
受講者様のご厚意により、どこよりも早い試験問題情報をお伝えします!

論文式

必須:外国人労働者
1.高度、特定技能、技能実習生の我が国の労働市場に及ぼす影響
2.外国人人口の増加の問題点と対策

選択
・海外直接投資

・高レベル放射線最終処分場
1.最終処分場選定の現時点の留意点
2.秘書の立場から、住民へ賛成と反対の意見書を書け

NOでは足りない

ナイトムーブスの時に、(初めて)大手マスコミの取材が来て(やった!)、「参議院選に向けて何かやらないんですか?」と聞かれました。広い意味ではナイトムーブスは多くの人々に政治に目を向けてもらう試みであって、それなりの意味があったと思っているのだけど。それに向けて何か考えようとしているウケ狙い体質の自分が悲しい・・・。

 それはそれとして、ナオミ・クラインの『NOでは足りない』は、トランプに代表されるエスタブリッシュ側の人々が、事故や災害やテロや戦争といったショック(恐怖)を利用して、いかに自分たちの利益と立場を強化し、人々から奪っていたかということを書いてある。それに対して著者は「NOと言うだけでは足りない」と。
 彼らは、ここ数十年間の常識とか節度とか、そういうものを高速で破壊していき、あれよあれよという間に基準を書き換えてしまった。今や、ビジネス界の利害関係者が公然と政府に入り、人権や環境や人々に対する攻撃も過激化してきた。

 それに対して、個別の課題を持った人達が、(たこ壺みたいに)個別に反対運動しているだけでは、到底相手にならない。だから、お互い協力し合って一致点を見いだし、党のない綱領、「リープ(跳躍)マニフェスト」を作って発表した。簡単に言うけど、環境破壊の引き金となる石油パイプライン企業の労働組合員と環境保護団体が集まって、一致点を見いだそうとするのだから、気が遠くなるような作業だ。

 跳躍(リープ)としているのは、環境破壊や経済格差が危険な状態になりすぎて、発想や手段が跳躍したものでないと解決できない、という意味だそう。

 実際、内容は多くの支持と(もちろんマスコミも含めて)エスタブリッシュメントの大きな反対を得ることになったが、このリープマニフェストを元にして選挙に出る候補者もでるようになったりして、変化の兆しはある。
 次の仕事はこんなことかな。

ナイト・ムーブス

ナイト・ムーブスの写真です。出演者全員のものが無くてごめんなさい。近々動画をアップします(現在観やすいように編集中)。来ていただいた皆さん、気にしていただいた皆さん、出演者の皆さん、本当にありがとうございました!

今夜、ナイトムーブス開催

ナイト・ムーブスいよいよ今夜です。代々木公園野外ステージ18時スタート、20時終了予定。入場料無料。
出演者:高橋しょうご、村川徳浩(ミルクおやじ)、浜野秀明(もっちょさん)、滝沢泰子、あらい英行、岩崎孝太郎、兼島俊、くわばら宏明、田中将介