ビラ

 今回はビラである。

 どうして候補者・政治家の配るビラはああテカテカした紙で、自分の写真がでかでかと入っているものなのだろうか。中身は無いし、もらっても電車で読めないでしょ。もっと読める内容にして欲しい。

 思い出すのは、随分前になるが逗子市長もやっていた長島一由さんが言っていた、「ビラはつかみとひっぱり」と言う言葉だ。テレビ局にいただけあって、まず「読みたい」「何だろ?」と思わせる「つかみ」(タイトル)。そして次も読みたい(見たい)と思わせる「ひっぱり」が必要だというのだ。

 そこで、僕が都議選の候補者用に作ったビラの見出しが『渡る都政は鬼ばかり!』。どうですか。ちょっと読みたくなりませんか?結局使われませんでしたが…。

 長島さんというと、もう一つ印象的だったのは、逗子市長選に出る前に、「白表紙」の逗子市の問題と自分の解決策を書いた冊子を全戸配布したこと。カラー、顔アップとは全く逆の発想ですよね。コピーを大事に持っていたのですが、いま見当たらず…すみません。そういうことも必要です。他人が思いつかないことをやる。他人の思い込みを覆す。是非、やってもらいたいです。

 「配る」ことについても、書いておきます。よくビラを受け取ってもらえないと、「この地域は反応が悪いな。地盤が悪いな」とがっかりしますが、私に言わせると、ビラの受け取りは、結果であって原因ではありません。普段からその地域にファンを作っているか、誰かがその候補者を「よろしく!」と言っているから受けとってくれるのであって、受け取ってどうこういということは無さそうです。受け取りが悪ければ、「うわ、この地域はまだまだ開拓できる余地がある!」と喜べばよろしい。もちろん受け取ってくれれば嬉しいが、ビラでファンが増えるわけではないです。そもそも上に書いたような内容のビラでは。 というわけで、テカテカしてなくて自分の顔写真がデカデカと入っていないビラをお待ちしております!!

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