吉田雑感

 れいわ新撰組の発想力と企画力には、いつも驚嘆されられていて、誰が考えているのかというのは気になっていた。
最近のネットの記事に、れいわ新撰組を見守る一人の男、ということで斉藤まさしさんの名前が挙がっていた。
今はあるのかどうか分からないが、斉藤まさし氏率いる市民の党の人と吉田は(ひょんな成り行きで)一緒に仕事をしたことがある。
市民の党は、選挙のど素人でもその圧倒的なノウハウで当選させ(まさに当選請負人)当選すると歳費の一部を市民の党に納めてもらうといったシステムだったと思う。
考えてみたら今のN国に似ているな。
お金を取らないところは違うが、RFSJとも発想は似ている。
そのノウハウを横で見ていて、今でも一部アレンジして使っているんだけど、効果は絶大だ。
れいわのマスコミ戦略は斉藤さんぽっくないような気もするが、気になるところだ。選挙終わったら誰かに聞いてみよう。

政策担当秘書試験 令和元年度 解説

本命、働き方改革と思っていましたが、意外と去年の年末ぐらいの話題が来ました(試験の1年ぐらい前のテーマが多い)。

でも労働の予想問題もやったので、資料をちゃんと(出題者の意図通り)読めれば、書けるのでは。

選択は予想通り、1問は経済関係&海外関係。もう一つはメリット、デメリットを書かせるもので、資料がちゃんとあれば書けるのでは。
(正式な過去問の発表は来年の4月ぐらいです)

本年度、政策担当秘書試験終了しました

政策担当秘書試験、お疲れさまでした。
受講者様のご厚意により、どこよりも早い試験問題情報をお伝えします!

論文式

必須:外国人労働者
1.高度、特定技能、技能実習生の我が国の労働市場に及ぼす影響
2.外国人人口の増加の問題点と対策

選択
・海外直接投資

・高レベル放射線最終処分場
1.最終処分場選定の現時点の留意点
2.秘書の立場から、住民へ賛成と反対の意見書を書け

NOでは足りない

ナイトムーブスの時に、(初めて)大手マスコミの取材が来て(やった!)、「参議院選に向けて何かやらないんですか?」と聞かれました。広い意味ではナイトムーブスは多くの人々に政治に目を向けてもらう試みであって、それなりの意味があったと思っているのだけど。それに向けて何か考えようとしているウケ狙い体質の自分が悲しい・・・。

 それはそれとして、ナオミ・クラインの『NOでは足りない』は、トランプに代表されるエスタブリッシュ側の人々が、事故や災害やテロや戦争といったショック(恐怖)を利用して、いかに自分たちの利益と立場を強化し、人々から奪っていたかということを書いてある。それに対して著者は「NOと言うだけでは足りない」と。
 彼らは、ここ数十年間の常識とか節度とか、そういうものを高速で破壊していき、あれよあれよという間に基準を書き換えてしまった。今や、ビジネス界の利害関係者が公然と政府に入り、人権や環境や人々に対する攻撃も過激化してきた。

 それに対して、個別の課題を持った人達が、(たこ壺みたいに)個別に反対運動しているだけでは、到底相手にならない。だから、お互い協力し合って一致点を見いだし、党のない綱領、「リープ(跳躍)マニフェスト」を作って発表した。簡単に言うけど、環境破壊の引き金となる石油パイプライン企業の労働組合員と環境保護団体が集まって、一致点を見いだそうとするのだから、気が遠くなるような作業だ。

 跳躍(リープ)としているのは、環境破壊や経済格差が危険な状態になりすぎて、発想や手段が跳躍したものでないと解決できない、という意味だそう。

 実際、内容は多くの支持と(もちろんマスコミも含めて)エスタブリッシュメントの大きな反対を得ることになったが、このリープマニフェストを元にして選挙に出る候補者もでるようになったりして、変化の兆しはある。
 次の仕事はこんなことかな。

ナイト・ムーブス

ナイト・ムーブスの写真です。出演者全員のものが無くてごめんなさい。近々動画をアップします(現在観やすいように編集中)。来ていただいた皆さん、気にしていただいた皆さん、出演者の皆さん、本当にありがとうございました!

今夜、ナイトムーブス開催

ナイト・ムーブスいよいよ今夜です。代々木公園野外ステージ18時スタート、20時終了予定。入場料無料。
出演者:高橋しょうご、村川徳浩(ミルクおやじ)、浜野秀明(もっちょさん)、滝沢泰子、あらい英行、岩崎孝太郎、兼島俊、くわばら宏明、田中将介

ムーブ・ザ・ワールド

「ナイトムーブス」に関しては、「何をやりたいのか分からない」とよく言われます。自分のコミュニケーション能力の低さを思い知らされる毎日です。

 初めて選挙にでる人を支援する団体であるランフォーサムシングジャパンの目的は、民主主義の復権、復活、リバイバル、再構築であったわけで、「棄権しちゃダメだ。自分に近い人に投票しよう。いなければ自分で立候補しよう。やり方がわからなければ手伝います」というものでした。
 統一地方選を経て、さらにこれを進めようとしているのがこのイベントで、しかもSNS全盛の時代にアナクロな「言語」と「実地で会う」という方法を使って。

 元候補者の方達の素晴らしさを知ってもらいたい、また選挙に出ることの素晴らしさ(と厳しさ)を知ってもらいたいという目的と、イギリスのスピーカーズ・コーナーのような、フランスの立ち上がる夜みたいな、路上での言論の復活という二つの目的が混じっていて、そこが余計にわかりにくいものになっている原因です。どうしたらいいんだろう。
とにかく楽しくやります!

 昨日のPVも、「どんな妨害にも避難にもめげないぜ、だった俺たちはワイパーめがね*があるんだから」、という、不屈の言語に対する信頼、民主主義に対する信頼を表現したものです。全然伝わらなかったような気がしますが・・・。「水をかけられた後の表情が嬉しそう」という指摘がありました。個人的にはワイパーが途中で止まってしまうところが好きです。

*防御法とジョークの心のイメージ

ナイトムーブス

 調べてみると、同じフランスでも「立ち上がる夜」と「黄色いベスト」はかなり違う。「立ち上がる夜」は社会党政権が労働法の改正を行おうとしたのに対し、市民が反対して共和国広場に集まったのがきっかけ。しかし途中から、いろいろな課題の人が集まってきて、音楽や踊りをする人も出てきたりして、課題が拡散していく。元々言い出した人達は、不満なんだけど、そこで人が集まったことによって。「自分は孤独ではない」と感じた人達が地域に帰った後、次の運動に繋がっているという指摘がある。
 昨年の、「黄色いベスト運動」は燃料税の引き上げがきっかけで、主に車が生活手段の地方の人が怒って交差点を占拠しだしたのがはじまりらしい。左派も右派もいるのだが、内部ではあんまり関係ない様子。地方の反乱といっていいのか。暴徒化している所が取り上げられるが、騒動屋みたいな連中が紛れ込んでいたりするらしい。
 香港の今回のデモは?情報が少なくて判断しかねるけど、こういうことは日本では起き(て)ない。中途半端に裕福だからか、意見表明するのにあきらめているのか、仕事や学校で疲れているのか、日本的な謙譲の美徳なのか。
 日本ではナイトムーブスみたいな、表面的に半分冗談みたいな形で表現されるのではないかと思ってます。冗談でしか「愛している」と伝えられない不器用な人のように。
 愛してるぜベイビー(後藤輝樹さんみたいだな)